スタイリスト274名に聞いた、髪のエイジング症状が出始める年代とは｜スタイリストアンケート「髪のエイジングケア編」（Vol.13）

弊社が保有しているモニター、スタイリスト(美容師)に対しておこなっているアンケート、今回で13回目です。

今回は、様々なお客様の髪を見ている美容師の方々に、美容師から見たお客様の髪のエイジングやエイジングケアについてお聞きしました。

【調査概要】
調査手法：インターネットリサーチ
調査対象：弊社保有モニター
　　　　　スタイリスト（美容師）経験２年以上の男女(全国)
調査期間：2024年4月19日～4月22日
有効回答数：274サンプル
調査主体：弊社（株式会社 マーケティング・リサーチ・サービス）

お客様の髪にエイジングを感じ始める年代

普段美容室で施術をおこなう中で、髪のエイジング（髪の老化）を感じ始めるのはどの年代のお客様かについて質問をしました。

「40代のお客様」が最も高く、43％となっていました。続いて「30代のお客様」が40％と2番目に高くなっていました。

髪のエイジングを感じるときの症状

お客様の髪について、エイジングの具体的な症状について質問したところ、「髪が細くなる」と「髪にハリ・コシがなくなる」が54％で最も高くなっていました。また、「白髪が出始める／増えてくる」と「毛のうねり・くせ毛がでてくる」についても53％で同様に高くなっていました。

髪のエイジングを最初に感じ始めるきっかけの症状

髪のエイジングの症状について、最初に感じ始めるきっかけの症状はどのようなものかを質問しました。

最も高かったのは「白髪が出始める／増えてくる」で27％となっていました。
次に、「毛のうねり・くせ毛がでてくる」が17％で高く、3番目に「髪にハリ・コシがなくなる」が14％で高くなっていました。

髪のエイジングの症状　感じる年代

髪のエイジングの症状ごとに、どの年代のお客様に対してその症状を感じるかについて質問しました。

設問3で回答が多かった5つの症状について見てみると、全体的には40代の方に対して症状を感じるという回答の比率が高くなっていましたが、「白髪が出始める／増えてくる」と「毛のうねり・くせ毛がでてくる」については30代の方に対して感じるという比率が高くなっていました。

髪のエイジングケアをお勧めしている年代

普段どの年代のお客様に対して、髪のエイジングケアをお勧めすることが多いかを質問したところ、「40代のお客様」が47％で最も高くなっていました。次に「50代のお客様」が26％で高くなっていました。

普段施術／提案している髪のエイジングケア方法

普段施術をしているお客様に対して、どのようなエイジングケアの方法をお勧めしているかを質問しました。

最も多かったのは「頭皮ケア成分のあるシャンプー／トリートメントの使用」で45％となっていました。次に「育毛シャンプー／トリートメントの使用」が26％で高くなっており、3番目は「髪の傷みの補修成分のあるシャンプー／トリートメントの使用」と「頭皮マッサージ」が24％で高くなっていました。

まとめ

今回は、スタイリストの方々に対して、普段施術をしているお客様の髪のエイジングやエイジングケアについてアンケートをおこないました。

髪のエイジングを感じ始める年代としては、30～40代の比率が高くなっていました。
ただ、施術時にエイジングケアをお勧めしている年代の質問では、30代があまり高くなっていないことから、30代という比較的若めの年代の方に対しては、髪のエイジングケアをお勧めしたり、エイジングの状況を伝えたりすることが難しいのかもしれません。

髪のエイジングの症状についても、年代ごとに出始める症状が異なっていました。白髪が出始めるのは30代の比率が高く、毛が細くなったり、ハリやコシがなくなったりといった髪質の変化は40代が高いということでした。
それらの症状に対して、普段お客様にお勧めしているエイジングケアの方法としては、「スカルプシャンプーの使用」や、「頭皮マッサージ」といった頭皮ケアに関することを重点的にお勧めしているということが分かりました。

当社は、スタイリスト（美容師）のパネルを抱えており、現場の実態や流行などさまざまなテーマを調査することが可能です。スタイリスト(美容師)に対して調査を実施したい場合は、ぜひ当社までご相談ください。

＞＞前回（Vol.12）『美容師のキャリア／集客方法編』編をご覧になりたい方はこちら

（digmar編集部）