美容室で提供している冷感シャンプーのブランドや紫外線対策は?|スタイリストアンケート「夏のサービス編」(Vol.14)

美容師アンケート

弊社が保有しているモニター、スタイリスト(美容師)に対しておこなっているアンケート、今回で14回目です。

今回は、美容師の方々が美容室で提供している「夏のサービス」と、「夏の髪の紫外線対策」についてお聞きしました。

暑さや紫外線の厳しい夏場に来店したお客様の満足度向上のために、各美容室ではどのようなサービスを提供しているのでしょうか。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:弊社保有モニター
     スタイリスト(美容師)経験2年以上の男女(全国)
調査期間:2024年7月16日~7月31日
有効回収数:305名
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)

回答者年代構成

美容室で提供している無料の夏用サービス

設問1

夏季(6月~9月)の提供サービスについてお伺いします。「夏に/夏用として無料で」お客さまに提供しているサービスを教えてください。(複数回答)

「夏に/夏用として無料でお客様に提供しているサービス(複数回答)」

勤めている美容室で、夏季(6月~9月)に提供している「無料の夏用サービス」について質問したところ、約90%が「無料の夏用サービスを提供している」と回答していました。 サービス内容としては「夏用の飲み物の提供」、「携帯扇風機/うちわの貸し出し」、「待ち時間にクロスを外す」が高くなっていました。

美容室で提供・提案している有料の夏用サービス

設問2

「夏に/夏用として」お客さまに「有料でご提案」「提供しているキャンペーン」を教えてください。(複数回答)

「夏に/夏用として有料でお客様に提供しているサービス(複数回答)」

次に、有料で提案・提供している「夏用サービス」について質問したところ、約70%が「有料の夏用サービスを提供している」と回答していました。

サービス内容としては、「冷感シャンプーの施術」が最も高く、次に「冷感シャンプーの販売」、3番目に「強い日差しで傷んだ髪へのトリートメント」が高くなっていました。

美容室で施術・販売している冷感シャンプー ブランド

設問3

「冷感シャンプー(クール系/ミント系など)の提案/キャンペーン」とお答えに方にお伺いします。提供されている商品を教えてください。(複数回答)

サロンで施術・販売している冷感シャンプー ブランド(複数回答)

美容室で施術や販売をしている「冷感シャンプー」のブランド名を質問したところ、Top3は「サンコール ミントベル マリンブルー」、「ミルボン クロナ アイス系」、「ハレマオ シャンプーミント シトラスミント」となっていました。

お客さまの髪に「夏場の紫外線ダメージ」を感じ始める時期

設問4

お客さまから「夏場の紫外線ダメージ」を感じるのはいつくらいからですか。(単一回答)

お客様の髪に、「夏場の紫外線ダメージ」を感じ始める時期(単一回答)

お客さまの髪に「夏場の紫外線ダメージ」を感じ始める時期を質問したところ、最も高かったのは「6月」でしたが、次に高かったのは「5月以前」となっていました。 夏になる前から髪の紫外線ダメージを感じるケースも多いようです。

夏場の紫外線のダメージを感じるお客さまに、どのようなアドバイスをしているか

設問5

夏場の紫外線のダメージを感じるお客さまに、どのようなアドバイスをされますか。どのようなことでも結構ですので、なるべく具体的にお答えください。(自由回答)

自由回答の一部抜粋

①40代女性、スタイリスト

4月ぐらいから紫外線花粉等強くなるころから、まずは、美容室でトリートメントをおすすめ、させてもらい、オイルやUVスプレーで乾燥や紫外線などから保護をしてもらうようお話しています。カラーやパーマの持ち具合も良くなるので。

②50代男性、トップスタイリスト

UVケア用の商材の提案や使用方法のレクチャーをする。シャンプー、トリートメントの使用方法の確認ならびに仕方を教える(朝シャンをなるべくやらないなど)。

③30代女性、トップスタイリスト

髪の毛にも使える日焼け止めのおすすめ
紫外線で褪色しやすいのでカラー用シャンプー、トリートメントや紫外線によるパサつきを抑えるためにヘアパック、アウトバストリートメントのおすすめをしています。
また、お家でのケアが苦手なお客様や予算の関係でご購入が難しいお客様には¥1000~できる美容室ケアをご提案しています。

④40代女性、スタイリスト

野外のイベントなど、直射日光を浴びる際は必ず帽子を着用すること。
髪の毛が褪色しやすい方には特に髪の毛にUVケアのミストをかけてから外出するよう声かけしています。

⑤30代女性、トップスタイリスト

夏になる前からUVカットをする。
秋にはダメージが出てしまうので、冬の乾燥時期の前に集中ケアをオススメする。オイルタイプでしっかり保湿する。

夏場の紫外線のダメージを感じるお客さまに対して、普段おこなっているアドバイスの内容を記述形式で回答してもらいました。

内容としては、「UVカット効果のあるヘアケア製品の紹介や使い方のレクチャー」や「外出時の日傘や帽子の着用のおすすめ」、「夏になる前から紫外線ケアをすることのおすすめ」といった回答が多くなっていました。

まとめ

美容室で提供している「夏のサービス」については、「携帯扇風機・うちわの貸し出し」や「待ち時間にクロスを外す」、「冷感シャンプーの施術・販売」など、様々なサービスを美容室で提供していることがわかりました。夏場の暑い中で来店したお客さまに快適に過ごしてもらえるようなサービスの提供は、顧客ロイヤルティの向上に繋がっているのではないかと考えられます。

お客さまの夏場の髪の紫外線対策については、「UVカットのヘアケア製品の使用」や「日傘・帽子の使用」など、美容室の外でのセルフケアを提案する人が多かったです。

また、夏になる前から髪の紫外線ダメージを感じることが多いようで、お客さまに対して春ごろからの紫外線対策を提案するという人が多く見られました。 当社は、スタイリスト(美容師)のパネルを抱えており、現場の実態や流行などさまざまなテーマを調査することが可能です。スタイリスト(美容師)に対して調査を実施したい場合は、ぜひ当社までご相談ください。

(digmar編集部)