ふるさと納税の利用状況は2年前とどう変わった?|ふるさと納税についてのアンケート調査(2023年版)

ふるさと納税についてのアンケート

毎年秋から年末にかけて、ふるさと納税の駆け込み申請をおこなう人は多いのではないでしょうか。
当サイトでは2年前(2021年)にふるさと納税の利用状況や利用しない理由についてアンケート調査をおこないました。

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今回は、20代~50代の男性に対して、 ふるさと納税の利用状況、利用しない理由などをアンケートで質問し、2年前の男性の調査結果と比較することで、利用実態の変化を見てみました。

ふるさと納税の仕組みやメリットなどを知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~59歳の男性(インターネットモニター)
調査期間:2023年10月6日~10月9日
有効回収数:506名
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)

ふるさと納税の利用状況

設問:あなたは、ふるさと納税について利用したことがありますか。(単一回答)

ふるさと納税の利用率

ふるさと納税の利用状況について質問したところ、ふるさと納税の認知率は82%で、前回と変わっていませんでした。

利用経験者(「利用している」+「以前は利用していた」)は全体の31%でした。前回(2021年)の結果と比較をしてみたところ、利用経験者は7%増えていました。ただ、現在利用している人は前回から変化していませんでした。

また、「興味はあるが利用していない」割合は前回から7%増えていました。

ふるさと納税の理解度

設問:あなたは、「ふるさと納税」制度についてどの程度理解していますか。(単一回答)

ふるさと納税 未利用者の理解度

ふるさと納税の未利用者(非認知者を除く)に対して、制度の利用度を質問しました。
ふるさと納税について理解している(理解している+やや理解している)割合は45%でした。前回と比較すると、理解している割合が7%減少していました。

ふるさと納税を利用しない理由

設問:あなたが「ふるさと納税」制度を利用しない理由をお知らせください。あてはまるものをすべてお知らせください。

ふるさと納税を利用しない理由

ふるさと納税の未利用者(非認知者を除く)に対して、利用しない理由を質問したところ、「手続きが面倒だから」が36%で最も高くなっていました。次に「資金的に余裕がないから」が35%となっていました。
前回と比較したところ、「興味がないから」が12%減少していました。

まとめ

今回は「ふるさと納税」の利用実態について、2021年に実施した調査結果との比較をおこないました。

ふるさと納税の認知率や、現在利用している割合については前回からあまり変化していませんでした。また、ふるさと納税未利用者の「利用しない理由」も、前回と大きく変わらず「手続きが面倒」「制度がよくわからない」といった項目が上位になっていました。

一方、未利用者で「利用していないが興味は持っている」という人や、「ふるさと納税の制度を理解していない」という人は前回よりも増えていました。
手続きや制度内容が複雑なうえに、たびたび制度改正がおこなわれ、今年の10月にも改正がおこなわれることから、未利用者にとっては以前よりも複雑なものになっていて、「興味はあるけど、難しそうだから利用していない」という人が増えたのではないかと考えられます。

今後利用者を増やしていくためには、制度内容や手続きの方法などをより分かりやすく伝えていくことが重要ではないでしょうか。

(digmar編集部)