ふるさと納税をなぜ利用しないのか?

ふるさと納税は現在自分が住んでいる自治体以外、例えば生まれ育った自治体や好きな自治体などに寄附することができる制度です。近年、豪華な返礼品や金券を返礼品としたことで話題性が出て認知はされつつあるようです。ただ、多くの人が実施しているかと言うと、そうではなさそうです。そこで今回、ふるさと納税の実態(利用しない理由)についてアンケート調査を行いました。

アンケート調査の概要

・調査手法:インターネット調査
・調査対象:20歳~59歳の男女(全国)
・調査期間:2021年4月
・有効回答数:500サンプル
・調査主体:弊社(株式会社 マーケティング・リサーチ・サービス)

回答者の年代構成は以下のとおりです。

ふるさと納税の利用状況

まず初めにふるさと納税を利用したことがあるか(利用しているか)、聞いてみました。

設問1

あなたは、ふるさと納税について利用したことがありますか。

利用経験者は(利用している+以前は利用した)全体の22.4%であり、全体の8割近くが利用したことがないという結果でした。また、「今後も利用したいとは思わない」との回答者が36.2%で最も高かったです。また、この制度の非認知者も17.8%でした。

ふるさと納税の理解度

未利用者(非認知者を除く)に対して、制度の理解度を聞いてみました。

設問2

あなたは、「ふるさと納税」制度についてどの程度理解していますか。

ふるさと納税について、理解している(理解している+やや理解している)割合は54.2%でした。全体の半数程度しか理解をしていないという結果となり、まだまだ浸透していないということがうかがえます。

利用しない理由は?

未利用者(非認知者を除く)に対して、利用しない理由を聞いてみました。

設問3

あなたが「ふるさと納税」制度を利用しない理由をお知らせください。あてはまるものをすべてお知らせください。

利用しない理由について、「手続きが面倒だから」が最も高く35.7%でした。次いで、「資金的に余裕がないから」が33.3%、「制度がよくわからないから」が28.6%の順でした。「手続きが面倒」「制度がよくわからない」は内容を理解することで解決するように思えます。

一方、「自分の住んでいる自治体の税収を減らしたくないから」は低く、4.7%でした。

まとめ

今回はふるさと納税をなぜ利用しないのかを主テーマにアンケートを実施しました。

ふるさと納税の制度については、8割以上の人が認知していることがわかりました。そして、さらに制度を認知している人の中でも、理解をしている人は5割程度しかおらず、制度そのものがまだまだ全体に知れ渡っていないということもわかりました。

利用しない理由については「手続きが面倒」「制度がよくわからない」など「手続き面」での問題点が上位に上がってます。手続きについては言えば、『ワンストップ特例制度』があり、確定申告を行う必要なく、申請書のみで手続きが済むということがあまり知れ渡っていないではないかと考えられます。また、ふるさと納税の制度を理解する前に、「手続きが複雑そう・・・」という理由で理解しようともしない人もいるのではないでしょうか。

ふるさと納税は、『返礼品』のことがよく注目されていますが、もっと利用者を増やすためには、”複雑ではない、面倒ではない”制度であることをさらに訴求することが重要ではないかと思いました。

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(digmar編集部)