【自社アンケート調査】スタイリスト(美容師)アンケート(vol.3)
スタイリスト(美容師)の”今”を知る ーSNSの利用、なりたいイメージの伝え方などー
弊社が保有しているモニター『いつでも美容師』スタイリスト(美容師)に対して、SNSの利用状況、なりたいヘアスタイルをスタイリストにどう伝えて欲しいか、スタイリストの使用しているヘアケア製品の銘柄と、スタイリスト(美容師)がスタイリスト(美容師)に聞いてみたいことなどアンケートしました。本記事では、調査結果をまとめて紹介します。
目次
アンケート調査の概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:弊社保有モニター『いつでも美容師』
スタイリスト(美容師)経験2年以上の男女(全国)
調査期間:2021年2月19日~3月4日
有効回答数:154サンプル
調査主体:弊社(株式会社 マーケティング・リサーチ・サービス)
調査テーマは「スタイリストの”今”を知る」の第3弾です。
SNSを店舗でどう活用しているのか、お客様がなりたいスタイルをスタイリスト(美容師)にどう伝えてもらうとわかりやすいか、スタイリストがスタイリストに聞きたいことはある?、ふだんスタイリストが使っているシャンプー・ヘアトリートメントについて聞いてみました。
回答者の年齢は以下のとおりです。
30代(52.3%)と40代(40.9%)が多く、両者を合わせると回答者全体の9割を占めています。
サロンでのSNS利用
店舗ではどんなSNSを利用しているのか、どんな顧客管理アプリを使っているのかを質問してみました。
設問文
あなたがお店の仕事のため(集客や予約、お客様とのやりとりなど)に発信しているSNSはございますか?(複数回答)
仕事でのSNS利用率は、Instagramが全体の6割を占めました。次いでLINE 27.9%、3番目がFacebook 15.6%という結果でした。
顧客管理(専用アプリの使用有無)
インターネットでの予約対応やお客様管理はどうしているのでしょうか? 専用アプリを使っているのか質問してみました。
設問
サロンでは顧客管理を行うにあたって専用のアプリを導入していますか?
37.7%のサロンが顧客管理のため専用アプリを導入していました。
具体的に導入しているアプリは以下です。
【導入しているアプリ】(専用アプリ導入サロン:58件)
サロン独自のアプリがつくれる『Beauty Merit』が11件、次いで『美P LinQ』 が6件でした。
上記以外では、VCA Wallet、ホットペッパービューティー、自社アプリがそれぞれ2件、それ以外のアプリは1件づつでした。
>>顧客管理アプリの選び方や導入メリットについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください(『顧客管理アプリや売上管理アプリを導入するメリットは?|選び方や活用方法を紹介』株式会社リザービア様)
スタイリスト(美容師)がふだん使っているSNS
スタイリスト(美容師)が普段、どのようなSNS利用しているか聞いてみました。また、Instagramについては参考にしているInstagramがあるか、ある場合には、その理由を聞きました。
設問
あなたは、普段どのようなSNSをお使いになっていますか?(複数回答)
あなたが美容関係(ヘア・メイク・ファッション)において参考にしているInstagramがございましたら是非お教えください。(名前またはID /その理由)
【スタイリストのふだん使っているSNS (複数回答)】
Instagramが87%と最も多く利用していました。次いでLINEが77%でした。
さらに、Instagramと回答いただいたスタイリストに、参考にしているIDを質問したところ、すべて別々のInstagramでした。
参考にしている理由としては、「スタイルやアレンジが参考になる(17件)」「カラーの提案が参考になる(13件)」「技術(テクニック)が参考になる(6件)」「写真/動画がよい(5件)」「作品が好き/尊敬している(4件)」があげられていました。
同じスタイリストに聞いてみたいこと
スタイリスト(美容師)が同じスタイリストに聞いてみたいことは何か質問してみました。
設問
あなたが他のスタイリストに向けて、聞きたいことや気になることなどご意見がございましたら是非お聞かせください。(自由回答)
※グラフの数値は、自由回答をコード化しまとめたものです。
コロナ禍での「集客(14件)」が気になるようでした。次にカット技術やトレンド情報など「情報/知識をどう得ているのか(12件)」「提案/カウンセリングの仕方(8件)」が上位にあがっていました。
自身の「キャリアアップ」、後輩の「育成・指導」なども気になるようでした。
-回答例-
・60歳になった時の自分の美容師像をどう描いているのか?
・今後のキャリアアップやモチベーションの保ち方
・単価アップにつながる戦略戦術、次回予約につながるやり方
・SNSの活用の仕方、 コロナ禍においてどのように集客しているか
・自分と年齢やライフスタイルの離れたお客様のニーズに沿うために、どんな工夫をしているか伺いたいです
・サロンワークや教育に追われて、インスタグラムに力を入れる余裕がありません。どうされていますか?
なりたいイメージをどう伝えてもらうとわかりやすいか
なりたいイメージを伝えるのは難しいです。お客様からなりたいイメージをどう伝えてもらうとわかりやすいかを質問してみました。(自由回答)
設問
お客様から、なりたいイメージをどのように伝えてもらうとわかりやすいと感じますか?(自由回答)
※グラフの数値は、自由回答をコード化しまとめたものです。
「写真や画像(雑誌/インスタなど)で見せて欲しい」と感じており、9割を超えていました。
「写真や画像」以外では、かわいい、カッコいい、大人っぽくなど「イメージ(言葉)で伝えて欲しい」「芸能人/有名人に例えて欲しい」など具体的な提示を望んでいるようでした。また、お客様の好みやライフスタイル、ふだんの手入れなどを聞くことがなりたいイメージに近づけられる助けになるようでした。
スタイリスト(美容師)が使っているシャンプー・トリートメント
スタイリスト(美容師)自身が使っているシャンプーとトリートメントについて聞いてみました。
設問
あなたが普段使用しているシャンプー・トリートメントの銘柄を是非お教えください。(自由回答)
※グラフの数値は、自由回答をコード化しまとめたものです。
シャンプー・トリートメントともに、ドラッグストアで売られている銘柄ではなく、専門店(サロン)ブランドが大半を占めていました。
最も回答があったのは「ミルボン/Aujua(13件)」でした。次いで「自社オリジナルブランド(8件)」「TOKIO(7件)」の順でした。
Aujua(オージュア)のブランドサイトはこちら
まとめ
本記事では、当社マーケティング・リサーチ・サービスが提携しているスタイリスト(美容師)に対して実施した、アンケート調査結果を紹介しました。
現場のスタイリスト(美容師)は、仕事でのSNS利用は、多くがInstagramを使っていました。自身で使っているSNSもInstagramが上位にあげられ、YouTubeなど画像/映像に興味があるようでした。顧客管理にアプリを活用しているサロンが37.7%と4割にとどきそうです。
また、普段スタイリスト(美容師)が使っているヘアケア製品は、サロン専売品がほとんどだったことも一般消費者と違った実態が見られました。
スタイリスト(美容師)に私たちがなりたいイメージをどう伝えたらいいのか悩むところです。スタイリスト(美容師)はどう伝えて欲しいのかを聞いた質問では、具体的にイメージできる写真/画像の提示がストレートにわかりやすいようでしたが、その人のライフスタイルや好みなどを伝えることもなりたいイメージにとって大事な情報なのだと結果から感じました。
当社は、スタイリスト(美容師)のパネルを抱えており、現場の実態や流行などさまざまなテーマを調査することが可能です。スタイリスト(美容師)に対して調査を実施したい場合は、ぜひ当社までご相談ください。
(digmar編集部)