大手回転寿司チェーンのブランドイメージの違いとは？｜回転寿司チェーンのブランドイメージ調査
飲食小売チェーンブランド調査第3弾、今回は「回転寿司チェーン」についてのブランド調査です。
スシローやくら寿司などの回転寿司チェーンは、価格の安さと美味しさから幅広い層に人気を集めています。
人気に比例して大手回転寿司チェーンの店舗数は年々増加傾向にあり、駅前などに出店する「都市型店舗」も増えてきたため、狭いエリア内に複数のチェーンが出店している様子も見られます。
消費者は各チェーンに対してどのようなイメージや好意度を持っているのでしょうか。
今回は、20代～50代の男女402名に対して、回転寿司チェーン5社の好意度やブランドイメージについてのアンケート調査を実施し、その結果を分析しました。
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【調査概要】
調査手法：インターネットリサーチ
調査対象：20～59歳の男女（インターネットモニター）
調査期間：2024年5月7日～5月8日
有効回収数：402名（性別年代均等割り付け）
調査主体：弊社（株式会社マーケティング・リサーチ・サービス）
回転寿司チェーン 知っているチェーン名
設問1
回転寿司チェーンのお店について、知っているものをすべてお答えください。（複数回答）
回転寿司チェーンの認知度について質問したところ、「スシロー」が78％で最も高くなっていました。次に「くら寿司」と「はま寿司」がほぼ同率で高くなっていました。
直近1年間に行った回転寿司チェーン店
設問2
回転寿司チェーンのお店について、直近1年間に行ったことがあるものをすべてお答えください。（複数回答）
直近1年間に利用したことがあるチェーンを質問したところ、全体の60％以上が1年以内に利用したことがあると回答していました。
利用率が最も高かったのは「スシロー」で、次に「くら寿司」と「はま寿司」が同率となっており、この3社はいずれも3割以上の人が1年以内に利用していました。
各回転寿司チェーン店の好意度
設問3
回転寿司チェーンのお店について、それぞれあなたはどの程度好きですか。（各単一回答）
各チェーンの好意度について質問したところ、「スシロー」、「はま寿司」、「魚べい」は約80％が「好き～やや好き」と回答していました。一方で「かっぱ寿司」は他に比べてやや低い結果となっていました。
また、「くら寿司」については「好き」と回答した人の割合が他に比べてやや低くなっていました。
直近1年間の利用経験率の上位4チェーンの好意度を男女別で見てみたところ、
全体を通して女性より男性の方が「好き～やや好き」の割合が高くなっていました。
各回転寿司チェーン店のイメージ
設問4
次の回転寿司チェーン店のイメージとして、あてはまるものをすべてお答えください。（各複数回答）
各回転寿司チェーン店のイメージを質問したところ、「美味しい」、「リーズナブル」など各チェーンで上位のイメージがある程度共通していました。
その中で「スシロー」と「くら寿司」は「美味しい」の割合が高く、「はま寿司」は「リーズナブル」の割合が高くなっていました。
次に各回転寿司チェーン店のイメージを男女で比較してみました。
「スシロー」については、「信頼できる」、「店内の雰囲気が落ち着く」、「オシャレ」の3項目において男性が女性より10％以上高い結果となりました。
「スシロー」以外のチェーンについても、各社男女間でイメージに差が見られました。
詳細をご覧になりたい場合は、ぜひお問い合わせくださいませ。
まとめ
各チェーンの認知度と直近1年間の利用経験率については、おおよそ店舗数の順位と同じ結果となっていましたが、好意度については「魚べい」が高く、「くら寿司」と「かっぱ寿司」がやや低いという、認知度とは異なる順位となっていました。
ブランドイメージについては各チェーンで上位のイメージがある程度共通していたことから、消費者は各チェーンの特徴にそこまで違いはないと考えているのかもしれません。
しかし好意度ではチェーンによって差が見られたことから、今回聴取したイメージ以外の部分で、好意度にかかわる要因があるのではないかと考えられます。
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（digmar編集部）
