消費者から見た各チェーンの特徴や課題は?コンビニエンスストアのブランドイメージ調査

コンビニブランド調査

日本全国に広がるコンビニエンスストアは、今や私たちの日常生活に欠かせない存在となっています。24時間営業、品揃えの多様性、便利なサービス提供など、さまざまな側面で消費者のニーズに応え続けています。

多くのチェーンがしのぎを削る中で、消費者は各チェーンに対してどのようなイメージを持ち、どのように選択しているのでしょうか。

そこで今回は、20代~50代の男女402名に対して、主要なコンビニエンスストア7チェーンの好意度やブランドイメージについてのアンケート調査を実施し、その結果を分析しました。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~59歳の男女(インターネットモニター)
調査期間:2024年5月7日~5月8日
有効回収数:402名(性別年代均等割り付け)
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)

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今回のアンケート結果について、「A」~「G」のチェーン名が入ったアンケート結果グラフ集を配布しております。

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コンビニエンスストア 知っているチェーン名

設問1

コンビニエンスストアについて、あなたが思い出すチェーン店の名前をすべてお答えください。(回答は5つまで)

コンビニ純粋想起

コンビニエンスストアのチェーン名について、知っているものを記述式(純粋想起)で答えてもらいました。

「A」が64%で最も高く、2番目は「B」で57%、3番目は「C」で52%となっていました。

年代別コンビニ純粋想起

次に、年代別で見てみたところ、「B」は、30代以上では「C」よりも回答される割合が高くなっていましたが、20代では「B」と「C」の差がありませんでした。

また、20代と30代については「E」よりも「F」の割合が高くなっていました。

因みに、男女別でも回答を比較したところ、男女間の差は見られませんでした。

設問2

コンビニエンスストアのチェーンについて、知っているものをすべてお答えください。(複数回答)

コンビニ助成想起

次に、コンビニエンスストアのチェーン名の選択肢「A」~「G」の中から知っているものを回答してもらいました。

この場合では、純粋想起のときよりも「A」~「C」の割合の差がなくなっていました。

直近1年間に行ったチェーン

設問3

コンビニエンスストアのチェーンについて、直近1年間に行ったことがあるものをすべてお答えください。(複数回答)

コンビニ直近1年間利用経験

直近1年間に行ったチェーンを質問したところ、「A」~「C」はいずれも75%以上が直近1年間に行ったと回答していました。一方で「D」~「G」は直近1年間に行った割合が25%以下となっていました。

各チェーンの好意度

設問4

コンビニエンスストアのチェーン店について、それぞれあなたはどの程度好きですか。(各単一回答)

コンビニ好意度

各チェーンの好意度について質問したところ、「好き」と回答した割合は「F」が最も高く、2番目に「A」、3番目に「B」が高くなっていました。

直近1年間の利用経験が3番目に高かった「C」は、「好き」の割合としては「B」よりも8%低くなっていました。

また、「好き~やや好き」の割合で見ると、「E」が他に比べて10%以上低くなっていました。

男女別コンビニ好意度

次に直近1年間の利用経験者が多かった「A」~「D」の好意度を、男女別に比較してみました。

「A」は「好き」と回答した割合が、女性の方が高くなっており、「B」は「好き~やや好き」の割合が、女性の方が高くなっていました。

一方で「D」については、「好き~やや好き」の割合が男性の方が高くなっていました。

各チェーンのイメージ

設問5

次のコンビニエンスストアのチェーン店のイメージとして、あてはまるものをすべてお答えください。(各複数回答)

コンビニイメージ

各チェーンのイメージを質問したところ、全体的に「親しみやすい」が最も高くなっていましたが、「E」のみ「利便性が高い」が最も高くなっていました。

男女別コンビニイメージ

次に各チェーンのイメージを男女別で比較してみました。

「A」については、「親しみやすい」「美味しい」は女性の方が高く、「信頼できる」「リーズナブル」は男性の方が高くなっていました。

「A」以外のチェーンについても、各社男女間でイメージに差が見られました。詳細をご覧になりたい場合は、ぜひお問い合わせくださいませ。

まとめ

「A」~「C」のチェーンは認知率、利用経験率ともに他のチェーンよりも高い結果となっていました。それ以外のチェーンも含めて、全体的におおよそ店舗数=認知率という結果になっていました。

好意度については「A」と「B」が高くなっており、特に女性の好意度が高くなっていました。また「F」は利用経験率としては低かったものの、利用経験者の好意度は高くなっていました。
一方で「E」は他のチェーンに比べて好意度が低い結果となっていました。

イメージについても各チェーンで差が見られました。
「A」は美味しい、「B」は店内がキレイ、といったイメージを持たれているようです。
「E」は、利便性が高いイメージは他チェーンよりも高いものの、「親しみやすい」や「入りやすい」イメージが他よりも低くなっていたため、気軽に入りづらいイメージが好意度の低さにつながっているのではないかと考えられます。

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(digmar編集部)