【家事シェアハウス所有者の約6割が家事負担の軽減を実感!軽減率は一般家庭の約1.5倍!】

<家事シェアハウス発売から6周年・家事シェア満足度とその傾向を調査>

大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市)は、家事をシェアしてハッピーになる「家事シェアハウス」を2016年11月から提案しています。家事シェアハウスの展開に際し、家族、とりわけ夫婦間の家事実態の調査を行い、夫婦の家事分担意識のギャップや、妻に負担が大きい“名もなき家事”の存在を突き止めました。

今回は「家事シェアハウス」の所有者(以降、オーナー)の家事シェア実情を把握するとともに、新築一戸建て居住者(以降、一般)に追加調査を行い、「家事マネスタイル」と、「自身・パートナーのコミュニケーションパターン」という切り口で、“どういった家族の家事シェア満足度が高いのか”を調査しました。なお、本一般向け追加調査は20~50代の既婚者で夫婦共働きもしくはいずれかが有職者の方、男女200名ずつ計400名を対象にしています。

<家事マネスタイルとは>

家事シェアを実現するための家族へのアプローチスタイルを企業のマネジメントスタイルに倣って、4つのスタイル(従来型の企業、カリスマ創業者企業、スタートアップ企業、外資グローバル企業)のマネジメントスタイルで表現したもの。
それぞれのジャンルにおける家事の進め方は家計研究家の氏家祥美さんに監修頂きまとめています。

【調査結果サマリー】

オーナー・一般調査の比較

・オーナーのうち「家事の負担軽減を実感」している人は一般の1.5倍以上(オーナー:60.3%、一般:37.3%)で「家事シェア満足度が高い」と回答した人の割合も10%以上高い(オーナー:50.8%、一般:39.5%)ことから一定の効果を得られている
・オーナーの約9割(88.9%)が家事シェアハウスに満足

一般調査をもとにした家事シェア満足度の高い家族の傾向

・「家事の負担軽減を実感」している人は、実は「名もなき家事」の総量自体を減らせている=「名もなき家事」レスを実現している
・全体での家事シェア比率は「夫1:妻9」が多いのに対し、家事シェア満足度が高い家族は夫の家事シェア比率が高まる傾向
・家事シェア満足度の高い家事マネスタイルは分散傾向で家族にぴったりなスタイルを選ぶことが重要
・家事シェア満足度が高いほど、家事は「自分でこなす」派より「家族で協力し合って取り組む」派が多い
・家事シェア満足度が高いほど「生活への満足度が高い」

【調査結果】

オーナー・一般調査の比較

■オーナーのうち「家事の負担軽減を実感」している人は一般の1.5倍以上、「家事シェア満足度が高い」人の割合も10%以上高い結果に

はじめに最新の家事シェア事情を把握すべく、「家事シェアハウス」所有者(オーナー)と新築一戸建て居住者(一般)それぞれに今の家に引っ越す前と後とで家事シェアの負担がどう変化したかを尋ねたところ、「負担軽減を実感」したのは一般が4割未満(37.3%)だったのに対し、オーナーはその1.5倍以上の6割程度(60.3%)と差があることがわかりました。

また、家事シェアの満足度を1~10点で自己採点してもらったところ、オーナーは一般の結果(39.5%)より10%以上多い50.8%が8~10点の「高い」評価を下しています。

ユーザーの約9割(88.9%)が「家事シェアハウス」に満足しているという結果が出ていることからも、家事の負担軽減や家事シェアができているという実感をお持ちの方が多いことが伺えます。

■「家事の負担軽減を実感」している人は、実は「名もなき家事」の総量自体を減らせている。

家事シェア負担の原因を探るべく、「家事シェアハウス」所有者(オーナー)のうち家事負担が「軽減している人」「軽減していない人」のそれぞれに対して、実施している「名もなき家事」について尋ねたところ、「軽減している人」の実施割合が高いものが8項目、「軽減していない人」の実施割合が高いものが18項目と、「軽減していない」人のほうが、より多くの「名もなき家事」を行なっていることがわかりました。家事シェアハウスオーナーの満足しているポイントからも、家事シェアハウスの工夫により「名もなき家事」の総量自体を減らすことができており、それが家事負担の軽減につながっていることが推察できる結果となりました。

一般調査をもとにした家事シェア満足度の高い家族の傾向

■全体で一番多い家事シェア比率は「夫1:妻9」と圧倒的な妻寄り。家事シェア満足度の高い家族では夫の家事シェア比率が高い傾向に

次に一般の中で家事シェア満足度の高かった158名にその割合を聞いたところ、一般全体では妻に一方的な負担が寄っている「夫1:妻9」(24.8%)が最も多かったにもかかわらず、満足度の高い家族は「夫3:妻7」(25.9%)という回答が最も多く、夫の家事シェア比率が高い傾向があることがわかりました。

■家事マネスタイルは分散傾向。家族にぴったりなマネジメントスタイルを選ぶことが重要

全体的にまだまだ家事は妻寄りの傾向がある中で、家事満足度の高い家族の家事マネスタイルを聞いたところ、夫は「カリスマ創業者系スタイル/共有型✕統率型」や「従来企業型スタイル/分担型✕統率型」(28.6%)と考えているのに対し、妻は「外資グローバル企業スタイル/分担型✕育成型」(34.3%)がTOPと異なる結果となりました。

なお、家事シェア満足度の高い夫婦全体では「外資グローバル企業スタイル/分担型✕育成型」(30.4%)がTOPになっているものの、全体的に分散傾向が見て取れます。

■家事シェア満足度が高いほど「みんなで協力して家事に取り組む」派が多い

家事シェア満足度の高い人たちの中で家事マネスタイルは分散傾向にありましたが、家事への取り組み方については、家事シェア満足度が高いほど「家事はほとんど自分でこなす」のではなく、「みんなで協力して取り組む」が多くなることがわかりました。

■家事シェア満足度が高いほど生活への満足度が高い傾向

最後に今の生活への満足度と家事シェア満足度の比較を行ったところ、家事シェア満足度が高いほど今の生活に満足している人が多いことが分かりました。また、その相関関係は分かりやすく、家事シェア満足度が高く今の生活に満足している人の割合は85.4%だったのに対し、家事シェア満足度の低い人は44.2%と2倍近い差になっています。

【調査概要】

<オーナー向け調査>
対象者:全国に住む20~50代の家事シェアハウス居住者
集計対象数:63名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2022年12月16日(金)~2023年1月10日(火)

<一般向け調査>
対象者:全国に住む20~50代 既婚 夫婦共働きもしくはいずれかが有職者の方
    新築一戸建て(分譲・建売)居住者
集計対象数:男女各200名ずつ計400名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2022年12月20日(火)~2022年12月21日(水)

(大和ハウス工業株式会社 調べ)