「秋の食べ物」のイメージと、実際に食べたものには差がある?|秋におこなったことについてのアンケート
10月に入ってもなお各地で夏日が更新されていますが、朝晩は冷え込む日も増え、本格的に秋が始まったように感じます。
digmarでは先月「秋にイメージする食べ物や旅行先などについて」のアンケート結果の記事を公開しました。
詳細はこちら:『秋と言えば・・・男女や年代別で「秋」についてのイメージに違いはある?|「秋」についてのアンケート」
今回は、この秋に実際におこなったことや食べたものなどについてアンケートをおこない、先月の記事の結果と見比べてみました。
秋と聞いてイメージするものと実態にはどのような差があるのでしょうか。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~59歳の男女(インターネットモニター)
調査期間:2024年10月22日~10月23日
有効回収数:402名(性別年代均等割り付け)
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)
今年の秋に食べたもの
設問1
今年の秋(2024年9月~本日)に、あなたが食べたものをすべてお答えください。(複数回答)
「今年の秋に食べたもの」について質問してみたところ、最も高かったのは56%で「サツマイモ」という結果となりました。2番目に高かったのは53%で「ナス」、3番目は49%で「かぼちゃ」でした。
8月におこなったアンケートで、「秋と聞いて思い浮かぶ食べ物」について聞いた際のTOP3は、「栗」「さんま」「サツマイモ」でしたが、実際に「今年の秋に食べたもの」には「栗」「さんま」は上位に入っていませんでした。
一方、「ナス」「かぼちゃ」は前回の調査結果よりも高い結果となっており、「秋と言えば」のイメージは強くないものの、食べている人は多いことがわかりました。
結果を男女別に比較してみたところ、全体を通して女性の方が男性よりも秋の食材を食べていることがわかりました。
なかでもTOP3の「サツマイモ」「ナス」「かぼちゃ」と「ぶどう」「梨」は女性の方が10%以上高くなっていました。
年代別で比較してみたところ、20代と30代は1位が「サツマイモ」、2位が「ナス」、40代と50代は20代30代と順位が入れ替わり1位「ナス」2位「サツマイモ」という結果となりました。いずれの年代も3位は「かぼちゃ」でした。
また、50代はどれも50%を超えており、いろいろなものを食べていることがわかりました。
今年の秋に行った旅行先
設問2
今年の秋(2024年9月~本日)に、あなたが旅行で行った場所をすべてお答えください。(複数回答)
「今年の秋に行った旅行先」について聞いてみたところ、最も高かったのは9%で「東京」、2番目に高かったのが5%で「京都」、3番目は同率3%で「北海道」「沖縄」「長野」という結果でした。
8月におこなったアンケートで「秋に行きたい旅行先」について聞いた際のTOP3は、「京都」「北海道」「紅葉スポット」でした。紅葉の見頃は地域によりますが、まだこれからというところも多いと予想されるため、「日光」や「箱根」といった紅葉スポットはあまり高くない結果となったのかもしれません。
男女別や年代別でも比較してみましたが、大きな差は見られませんでした。
今年の秋におこなったこと
設問3
今年の秋(2024年9月~本日)に、あなたがおこなったことをすべてお答えください。(複数回答)
「今年の秋におこなったこと」について聞いてみたところ、最も高かったのは24%で「衣替え」、2番目に高かったのは22%で「秋服を買う」となっており、TOP2はどちらも衣類に関する項目でした。3番目に高かったのは18%で「読書」でした。
また前述の通り、「紅葉狩り」はこれからという方が多いのかもしれません。
結果を男女別に比較してみたところ、「秋服を買う」は女性の方が男性より20%近く高い結果となりました。一方「スポーツ」は男性の方が約10%高くなっていました。
結果を年代別にTOP5で比較してみたところ、順位はそれぞれ異なりますが、すべての年代が5つとも同じ項目で構成されていました。
またTOP3の構成もすべての年代で共通しており、「秋服を買う」「衣替え」「読書」という結果となりました。
まとめ
8月におこなった「秋と言えばイメージするもの」についてのアンケート結果と実際に今年の秋(2024年9月~本日)はどうだったのかを比較しました。
「秋の食べ物」については、イメージするものと実際に食べたもので、割合の高い項目が異なっていました。なかでも、「栗」は「秋と聞いて思い浮かぶ食べ物」で最も回答が多くなっていましたが、今回のアンケートで実際に食べたと回答した人は3割でした。
栗は秋の食べ物としてイメージする人が多いものの、実際に食べる機会としては多くないのかもしれません。
「秋に行った旅行先」については、まだ本格的に紅葉のシーズンになっていないこともあり、紅葉スポットはあまり伸びない結果となりました。
また、「お月見」や「芋掘り」、「秋の花を見に行く」などの秋の行事をおこなった割合については、全体的に2割以下となっていました。
「衣替え」や「秋服を買う」についても3割以下となっており、暑さの影響で遅れているのかもしれません。
「○○の秋」と言われているものは多くありますが、実際におこなっているケースは少ないようです。
(digmar編集部)