写真で観察!在宅勤務をしている場所やデスク周りの状況などについての実態を調査してみた

写真で観察!在宅勤務をしている場所やデスク周りの状況などについての実態を調査してみた

コロナ禍により、多くの企業で働き方が変化するとともに「リモートワーク(テレワーク)」が浸透しました。

新型コロナウイルスの流行が落ち着き、5類に移行してから約1年半経ちますが、現在でも「リモートワーク」を継続している人や「在宅勤務」が通常になった人もいるのではないかと考えられます。

そこで今回は「在宅勤務」の実態について、頻度や仕事場、在宅勤務環境の満足度を調査しました。

また、「在宅勤務」をしている方に「在宅勤務をするときの、自宅の仕事環境」の写真を撮ってもらい、「どのようなツールを使っているのか」「どのように置いているのか」などを観察してみました。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~69歳の男女(インターネットモニター)
調査期間:2024年9月30日~10月1日
有効回収数:616名(性別年代均等割り付け)
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)

在宅勤務の頻度

設問1

あなたは現在、「在宅勤務」をしていますか。現在の在宅勤務の頻度をお答えください。

在宅勤務の頻度について質問してみたところ、「週に3日以上」と回答した人はわずか9%、「週に1~2日くらい」と回答した人は12%でした。おおよそ7割が「在宅勤務は全くしていない」と回答しており、出社している人が大多数であることが考えられます。

在宅勤務 場所

設問2

あなたが普段「在宅勤務」をする時は、主に自宅のどちらで仕事をしていますか。

在宅勤務をしていると回答した人に対して、主にどこで仕事をしているのかを聞いてみたところ、半数以上が「自分専用の部屋(寝室・書斎など)」と回答していました。次に高かったのが「リビング」で29%、3番目に高かったのは「家族と共用の部屋(寝室・書斎など。※リビング・ダイニング以外)」で15%でした。

在宅勤務環境の満足度(自宅)

設問3

あなたは、「在宅勤務」をするときの、自宅の仕事環境に満足していますか。

自宅で在宅勤務をしていると回答した人に対して、仕事環境に満足しているか質問してみたところ、67%が「満足している(満足している~やや満足している)」と回答していました。

写真観察

設問4

在宅勤務をするときの、自宅の仕事環境

アンケート回答者の方に撮ってもらった自宅の様子の写真を観察して、在宅勤務をするときの仕事環境をより詳しく見ていきます。

Case1:20代男性 在宅勤務頻度「週に1~2回くらい」

写真から見られる特徴

・デスクトップ型のパソコンを使用している。
・パソコンに接続しているケーブルはすべてデスクの裏に通してある。
・モニターを2つ置いている。
・大きい方のモニターの上部にウェブカメラをセットしている。
・デスクにPC以外の余計なもの(本や筆記用具など)を一切置いていない。

Case2:30代男性 在宅勤務頻度「月に1回くらい」

写真から見られる特徴

・デスクにケーブルホルダーを設置してパソコンに接続しているケーブルをまとめている。
・パソコンのモニター上部にウェブカメラを設置している。
・デスクライトを使用している。
・椅子にクッションを置いている。

Case3:30代男性 在宅勤務頻度「週に1~2回くらい」

写真から見られる特徴

・スタンドを使用してノートパソコンを目線の位置に調整している。
・キーボードはノートパソコンとは別に単体で置いてある。
・ノートパソコンの隣にタブレットを置いている。

Case4:20代女性 在宅勤務頻度「月に1回くらい」

写真から見られる特徴

・パソコンやモニター、キーボード、スタンドなどのパソコン周りの備品を1つも机に置いていない。
・壁にクリアファイルをピン留めしている。
・メッシュの背もたれの椅子を使用している。

まとめ

新型コロナウイルスが5類に移行してから約1年半経った現在の「在宅勤務」状況についてアンケートを行ったところ、在宅勤務をしている人の割合は3割程度となっていました。
ただ、在宅勤務をしている人のうち、「週に1回以上」の人が半数以上となっていたため、在宅勤務の実施状況としては、コロナ明けでも一定数いるようです。「週に3日以上」が少ないことを考慮すると、出社・リモートを個人の働き方に合わせて選択できるようになってきているのではないかと考えられます。

在宅勤務の場所に関しては、自分専用の書斎や寝室などで仕事をしている人が半数以上でしたが、リビングで仕事をしている人も約3割いました。

また、在宅勤務をしているデスクを写真で観察したところ、在宅勤務の頻度が「週に1~2回くらい」の人は複数のモニターを置いていたり、ノートパソコンのスタンドを使用していたりと、パソコン周りの周辺機器を使用している様子が見られました。
どちらの方も、大きめのモニターを2台置いていたことから、日常的に在宅勤務をしている人にとっては、モニターの数や大きさが快適に在宅勤務をする上での重視点になっているのかもしれません。

一方で、「月に1回くらい」の人は、2人ともそういった機器を置いている様子は見られませんでした。月に1回程度では、在宅勤務の環境を良くするために周辺機器を購入する人は多くないのかもしれません。

(digmar編集部)