子供がいる世帯の方がふりかけを食べる頻度は高い?|ふりかけに関するアンケート調査

ふりかけについてのアンケート

農林水産省のデータによると、日本人の米の需要量は数十年前から減少傾向にあります。1それでも日本の主食は「お米」が主流です。

農林水産省の「食生活・ライフスタイル調査~令和4年度~」によると、「米食」を主食としている人の割合は約4割で最も多くなっています。2

ところで、皆さんは普段どのように白米を食べていますか。おかずや汁物と一緒に白米を食べる人もいれば、納豆や梅干し、佃煮などの「ご飯のお供」と一緒に食べる人も多いでしょう。

「ふりかけ」も「ご飯のお供」の代表的なものとして挙げられます。
国際ふりかけ協議会によると、ふりかけはもともと大正~昭和の日本の食糧不足や栄養不足を補う方法として考案されたもののようです。3

しかし近年では、栄養面だけではなく味や食感など様々なバリエーションの商品が販売されており、「おとなのふりかけ(永谷園)」や高級ふりかけなど、大人をターゲットにした商品も売られています。

現在、成人のふりかけを食べる頻度はどのようになっているのでしょうか。
今回は20~50代の男女511名を対象に、ふりかけに関するアンケートを実施しました。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~59歳の男女(インターネットモニター)
調査期間:2024年6月21日~6月24日
有効回収数:511名(性別年代均等割り付け)
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)

普段のご飯(白米)の食べ方

設問1

あなたは普段、自宅でご飯(白米)を食べるときに、どのように食べることが多いですか。(単一回答)

白米の食べ方

普段ご飯(白米)を何で食べることが多いかについて質問したところ、ふりかけなどの「ご飯のお供」で食べることが多いという人は80%でした。

年代別白米の食べ方

年代別でご飯の食べ方を見ると、40~50代の「ご飯のお供」で食べる割合が20~30代比べて約10%程度高くなっていました。

未既婚別白米の食べ方

未既婚別で見ると、既婚者の「ご飯のお供」で食べる割合は83%で、未婚者と比べて高くなっていました。

普段「ご飯のお供」で食べているもの

設問2

あなたは普段、自宅でご飯(白米)を食べるときに、何をお供にして食べていますか。

ご飯のお供で食べるもの

普段「ご飯のお供」でご飯(白米)を食べることが多い人に、最も食べることが多いものを質問したところ、「納豆」が33%で最も高くなっていました。
次に「ふりかけ」が28%で高くなっていました。

ふりかけを食べる頻度

設問3

あなたは普段「ふりかけ」をどのくらいの頻度で食べていますか。

ふりかけを食べる頻度

普段「ふりかけ」を食べる頻度について質問したところ、44%が週に1回以上「ふりかけ」を食べると回答していました。

年代別ふりかけを食べる頻度

年代別で「ふりかけ」を食べる頻度を見ると、40~50代は「ふりかけ」を食べる割合が80%以上となっており、20~30代に比べて高くなっていました。
特に40代は「週に1回以上」食べる割合が他の年代に比べて高くなっていました。

未既婚別ふりかけを食べる頻度

未既婚と子供の有無別で見ると、「ふりかけ」を食べる割合は、「既婚で子供有り」が83%で最も高く、次に「既婚で子供無し」が78%で高くなっていました。

普段のふりかけの使い方

ふりかけの使い方

普段ふりかけを食べる人に、ふりかけの使い方について質問したところ、「自宅での食事で、ご飯にかける」が66%で最も高く、次に「お弁当で、ご飯にかける」が38%、3番目に「おにぎりにかける、混ぜ込む」が29%となっていました。

ふりかけを食べる頻度別のふりかけの使い方

ふりかけを食べる頻度別にふりかけの使い方を見ると、「自宅での食事で、ご飯にかける」の割合は「週に1回以下」が約70%となっており、「週に2回以上」に比べて高くなっていました。
一方で、「お弁当で、ご飯にかける」と「おにぎりにかける、混ぜ込む」の割合は「週に2回以上」が「週に1回以下」に比べて約15%以上高くなっていました。

まとめ

普段のご飯(白米)の食べ方について、8割の人が納豆やふりかけなどの「ご飯のお供」で食べることが多いと回答していました。特に、40代以上や既婚者の割合が高いことがわかりました。

ふりかけについては、約半数の人が週に1回以上食べていると回答していました。こちらも40代以上や既婚者の割合が高く、特に、既婚で子供がいる人の割合が高かったです。主に子供のためにふりかけを購入し、自分でも食べているという人が多いのかもしれません。

ふりかけの使い方は、全体的には「自宅での食事で、ご飯にかける」割合が最も高くなっていました。
さらにふりかけを食べる頻度が多い人ほど「お弁当」や「おにぎり」にふりかけを使う割合が高くなっていました。普段、学校や職場にお弁当やおにぎりを持っていく人は、ふりかけをよく使っていることが結果から読み取れます。つまり、ふりかけはお弁当やおにぎりに使う目的で購入する人が多いのだと思われます。

(digmar編集部)

  1. https://www.maff.go.jp/j/seisan/kikaku/kome_siryou.html ↩︎
  2. https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/230331.html ↩︎
  3. https://www.ifa-furikake.jp/about/ ↩︎