冷凍宅配弁当サービスにおける認知度1位は?|冷凍宅配弁当サービスについてのアンケート

冷凍宅配弁当サービスのアンケート

コロナ禍による巣ごもり需要の拡大により、Uber Eatsなどの宅配食サービスが多くの消費者に広まりました。その中でも、冷凍のお弁当を届ける「冷凍宅配弁当サービス」は、栄養バランスの取れた食事を手軽に楽しめるサービスとして、忙しい社会人や一人暮らしの人などに普及してきています。12

現在、「nosh」や「ヨシケイ」、「三ツ星ファーム」など、多くの冷凍宅配弁当サービスが展開されていますが、消費者の認知度や利用状況はどうなっているのでしょうか。

今回は、20~50代の男女511名を対象に「冷凍宅配弁当サービス」についてのアンケートを実施しました。

  1. 冷凍宅配食サービスの「ナッシュ」、累計販売食数8,000万食突破のお知らせ ↩︎
  2. 冷凍宅配弁当サブスクリプションサービス「三ツ星ファーム」累計販売食数1,000万食突破のお知らせ ↩︎

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:20~59歳の男女(インターネットモニター)
調査期間:2024年6月21日~6月24日
有効回収数:511名(性別年代均等割り付け)
調査主体:弊社(株式会社マーケティング・リサーチ・サービス)

冷凍宅配弁当サービス 知っているもの

設問1

以下の冷凍宅配弁当サービスについて、知っているものをすべてお答えください。(複数回答)

冷凍宅配弁当サービス認知度

冷凍宅配弁当サービスの認知度について質問したところ、61%がいずれかのサービスを知っていると回答していました。

その中で、サービス(名称)の認知度は「ヨシケイ」が38%で最も高く、次に「nosh(ナッシュ)」が30%、「ワタミの宅食ダイレクト」が29%となっていました。
その上位3位のサービスとそれ以下のサービスとでは、認知度に15%以上の差がついていました。

男女別冷凍宅配弁当サービスの認知度

次に、サービス(名称)の認知度を男女別に見てみました。
「ヨシケイ」と「三ツ星ファーム」は女性の方がやや認知度が高く、「ニチレイフーズダイレクト」は男性の方がやや認知度が高くなっていました。

年代別冷凍宅配弁当サービスの認知度

年代別でも認知度を見てみました。
「ヨシケイ」は30代以上の認知度が高く、「ワタミの宅食ダイレクト」は40代以上の認知度が高い傾向が見られました。一方で「nosh」は40代以下の認知度が高くなっていました。

冷凍宅配弁当サービス 今までに利用したことがあるもの

設問2

以下の冷凍宅配弁当サービスについて、知っているものをすべてお答えください。(複数回答)

冷凍宅配弁当サービス今まで利用経験

今までに利用経験のある冷凍宅配弁当サービスについて質問したところ、冷凍宅配弁当サービスを今までに利用したことがあると回答した人は22%でした。
その中で、利用経験のあるサービスは「ヨシケイ」と「nosh」が8%で最も高くなっていました。

年代別今まで利用経験

年代別で利用経験率を見たところ、若い年代の方が今まで利用経験者の割合が高い傾向がやや見られました。
企業別に見ると、「nosh」と「DELIPICKS」は若い年代の利用経験率が高い傾向となっていました。

冷凍宅配弁当サービス 今後利用意向

設問3

あなたは冷凍宅配弁当サービスを今後どの程度利用したいと思いますか。(単一回答)

冷凍宅配弁当サービス今後利用意向

今回取り上げた冷凍宅配弁当サービスを「知っているが、今までに利用したことはない」という人に、今後の利用意向について質問したところ、「利用したい(利用したい~やや利用したい。以下同様)」と回答した割合は17%でした。

男女別今後利用意向

次に、男女別に今後利用意向を見たところ、男性の方が利用したい割合がやや高くなっていました。

年代別今後利用意向

年代別では、20~30代が40~50代に比べて利用したい割合がやや高くなっていました。

まとめ

今回のアンケートで取り上げた冷凍宅配弁当サービスについて、約6割の人がサービスを知っていると回答していました。

年代ごとの比較では、「ヨシケイ」は30代以上のファミリー層、「ワタミの宅食ダイレクト」は40代以上の高年齢層、「nosh」は若年のシングル層をターゲットにしていることが、認知度の結果に反映されていました。

しかし、実際にサービスを利用したことがある人は約2割で、認知度と比較すると低い数値にとどまっています。

また、サービス未経験者の、今後の冷凍宅配弁当サービスに対する利用意向も約2割という結果でした。サービス名の認知は広がっているものの、利用方法やサービスのベネフィットが十分に伝わっておらず、そのため利用意向が高くないのかもしれません。

ただし、その中で20代などの若い年代については、利用意向が比較的高くなっていました。
若い年代の方が、冷凍宅配弁当サービスを利用して料理や買い物の時間を削減したい、というタイパ重視の意識が強いということなのかもしれません。

(digmar編集部)