サウナ利用者が思う、サウナにおいて重要なこととは？サウナについてのアンケート調査
ここ数年ブームが続いている「サウナ」。ドラマなどのテレビ番組で取り上げられたり、芸人やインフルエンサーがサウナ好きをアピールしたりした結果、若者を中心に新たな利用者が拡大しました。新しいサウナ施設も毎年オープンしており、完全予約制のサウナや個室サウナなど、これまでには無かった業態のサウナも生まれてきています。
サウナの利用者はどのような目的やシーンでサウナを利用しているのでしょうか。また、様々な種類や特徴があるサウナ施設について、どのような点を重視して利用しているのでしょうか。
今回は20代～60代の男女700名に、サウナの利用経験や利用頻度、サウナで重要だと思うことなどをアンケートで調査しました。
【調査概要】
調査手法：インターネットリサーチ
調査対象：20～69歳の男女（インターネットモニター）
調査期間：2023年10月31日～11月2日
有効回収数：700名
調査主体：弊社（株式会社マーケティング・リサーチ・サービス）
今までに利用したことがあるサウナ施設
今までに利用したことがあるサウナ施設について質問したところ、50％以上がサウナ施設を利用したことがあると回答していました。
その中で、「スーパー銭湯」が40％で最も高く、次に「銭湯のサウナ」が27％で高くなっていました。「スポーツジムのサウナ」が12％で3番目に高くなっていました。
サウナで重要だと思うこと
サウナ施設を2～3ヵ月に1回以上利用している人に、サウナで重要だと思うことについて質問しました。
「サウナ室の温度」が59％で最も高く、次に「利用料金が安い」が52％で2番目に高く、「アクセスしやすい」が45％で3番目に高くなっていました。
次に「重要だと思う」と回答した中から、最も重要だと思うものを１つだけ回答してもらいました。
サウナで最も重要だと思うことを質問したところ、「サウナ室の温度」が25％で最も高くなっており、「利用料金が安い」が17％で2番目に高く、「休憩用のイスの数が多い」が10％で3番目に高くなっていました。
また、複数回答では「休憩用のイスの数が多い」が6位、「ロウリュ、アウフグースがある」が8位となっていましたが、最も重要だと思うことではそれぞれ3位と4位に順位があがっていました。
サウナに行く目的
サウナに行く目的について質問したところ、「リラックスするため」が52％で最も高く、「体調を整えるため」が44％で2番目、「汗をかいて痩せるため」が33％で3番目に高くなっていました。
「整う感覚を味わうため」は25％で5番目に高くなっていました。
サウナを利用するシーン
どのようなシーンでサウナを利用するかについて質問したところ、「身体の疲れを感じた時に」が43％、「のんびり過ごしたい時に」が42％、「ストレスを感じた時に」が41％と、これら3つの項目がほぼ同率で高くなっていました。
個室サウナを利用したきっかけ
今までに「個室サウナ」を利用したことがある人に、利用したきっかけを質問したところ、「個室サウナの設備が良さそうだったので」が最も多く、次に「個室サウナがどのようなものか興味があったので」が多くなっていました。
個室サウナを利用する理由
現在2～3ヵ月に1回以上個室サウナを利用している人に、利用する理由について質問しました。「個室サウナ含め、いろんなサウナを巡っているから」が最も多く、「他の人と一緒にサウナに入りたくないから」と「自分の好きなようにサウナに入ることができるから」が次に多くなっていました。
まとめ
今回はサウナの利用状況や利用目的、個室サウナの利用理由などについてアンケートをおこないました。
半数以上の人が今までにサウナ施設を利用したことがあると回答しており、「スーパー銭湯」や「銭湯」といったお風呂がメインの施設の、サウナ利用経験が高くなっていました。
サウナの重視点については、「椅子の数が多い」と「ロウリュ、アウフグースがある」が、複数回答での順位に対して最重視点での順位が高くなっていました。これらの要素は、サウナを選ぶ際に最優先する人が多い要素であることが考えられます。
一方で、「水風呂」は複数回答での順位に対して、最重視点での順位がかなり低くなっていたことから、水風呂は重要な要素ではあるものの、他の重要な要素ほど強い要素ではないようです。
サウナの利用目的や利用シーンについては、「リラックス」や「疲れを回復させる」といった回答が高くなっていました。また、「整う」ことを利用の目的としている人も一定数いたことから、サウナは心身の回復やリフレッシュが主な利用目的であることが結果から読み取れました。
個室サウナについては、「個室サウナ含め、様々なサウナを巡っている」といった利用理由や、「個室サウナに対する好奇心や物珍しさが利用のきっかけ」といった回答が多かったことから、進んで個室サウナを選んでいるというよりは、「個室サウナも行くし、それ以外のサウナも行く」という利用の仕方をしている人が多いのではないかと考えられます。
（digmar編集部）
