ファンデーション選びに自信がない女性、約9割

高齢層ほど、ファンデーション購入前に肌に合うかどうか確かめない。ドラッグストアでのファンデーション選び、半数以上が「全く自信がない」。

株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、マスクを外す機会やマスクの着脱が増えることが予想されるこれから、重要になると思われるファンデーションについて意識調査を行いましたので、以下にまとめます。当社が昨年11月~12月に行った調査では、メイク品の中で最も重要だと選ばれていたファンデーションですが、選び方や使用方法について満足していない女性が非常に多いことがわかりました。
(調査実施日:1月20日~1月27日/調査対象:全国15歳~54歳女性 n=307 /調査方法:インターネットによる自社調査 2022年11月に実施した調査で、日常的にファンデーションを使用していると答えた女性を対象にしています。

【調査トピックス】

① ファンデーション選びに自信がない女性、約9割。
40代50代は、「とても自信がある」のは0%。20代~40代は、「全く自信がない」が約5割。

② ファンデーションを買うのは、「ドラッグストア」が最も多く5割以上。
すべての世代で、最もファンデーションを購入するのは「ドラッグストア」で、20代~30代は約6割。
通販でファンデーションを購入するのは、年齢が上がるほど増える傾向。

③ ドラッグストア、通販でファンデーションを購入する女性の半数以上が、ファンデーション選びに「全く自信がない」。

④ ファンデーションを買う前に、テスターなどで確かめる派約6割、確かめない派約4割。
高齢層ほど、肌に合うかどうか確かめない割合が増え、50代では確かめない女性の方が、
確かめる女性を上回る。
百貨店で購入する女性は、「必ず確かめる」が5割、「時々確かめる」が4割。

⑤ ファンデーション、「自分の肌に合っているかどうかわからない」6割超。
「肌に合っているかどうかわからない」は、年齢による差がほとんどない悩み。
年令によって異なる悩みは、「カバー力」や「保湿感」。

【調査結果】

①ファンデーション選びに自信がない女性、約9割。

当社では定期的にメイクに関する意識調査を行っており、2022年11月~12月に実施した調査では、15種類のメイク品の中で、ファンデーションは、日焼け止めと並んで最も重要なアイテムであると選ばれていたにも関わらず、うまく使いこなせていないと答えた女性の割合が多いことがわかっています。またマスクの着用が日常的となった今、ファンデーション使用者が少なくなった一方、マスクの着脱の機会が増えるであろう今後、ファンデーションの見え方が気になる女性も多いだろうという想定から、今回の調査を行いました。  日常的にファンデーションを使用していると答えた15歳~54歳の女性307名を対象にファンデーションの選び方について聞きました。最も多いのは、「全く自信がない」で、46.9%と約半数にも上ります。「あまり自信がない」39.4%と「全く自信がない」46.9%を合わせた86.3%の約9割の女性が「自信がない」と答えています。年齢別に見てみると、15歳~19歳の若年層では、「自信がある」派と「自信がない」派は、半々です。年齢が上がるほど、「自信がない」人の割合が増え、40代、50代では「とても自信がある」と答えた人は皆無でした。

➁ファンデーションを買うのは、「ドラッグストア」が最も多く5割以上。

ファンデーションを購入している場所を聞きました。複数の場所で購入している人は、最も多い場所を選んでもらいました。最も多いのは、ドラッグストアで、52.4%と半数以上です。年齢別に見ると、20代~30代は約6割にも上ります。「通販」は、年齢が上がるほど、割合が増え、40代で27.7%、50代で31.0%と約3割になります。

③ドラッグストア、通販でファンデーションを購入する女性の半数以上が、ファンデーション選びに「全く自信がない」。

ファンデーションを購入する場として最も選ばれているドラッグストアですが、そのうち、ファンデーション選びに「あまり自信がない」39.1%と「全く自信がない」50.3%と合わせると、89.4%と約9割もの人が自信がないと答えており、平均よりも高い割合です。通販でファンデーションを購入している人も、92.8%と9割を超える人が自信がないと答えています。それ以外の場所でファンデーションを購入している人は、30人未満であり参考値として分析を控えますが、大多数が、ファンデーション選びに自信がないことが明らかになりました。

④ファンデーションを買う前に、テスターなどで確かめる派約6割、確かめない派約4割。

ファンデーションの購入前にテスターなどで、自分の肌に合っているかどうか、確認するか否か聞きました。全体では、「必ず確かめる」は18.9%と少数派でした。「時々確かめる」が多数派で42%でしたが、「全く確かめない」と答えた人も12.4%と1割を超えます。「あまり確かめない」23.5%と合わせると35.9%と約4割に近い人が、ファンデーションの事前の確認を重要視していないことがわかりました。

これを年齢別で見てみました。「必ず確かめる」が、圧倒的に多いのは、15歳~19歳の若年層で、購入前に慎重であることがわかります。20代以上になると、必ず確かめる人は極端に減少しています。全く確かめないと答えた人の割合は、30代が7.9%と1割未満。その他の世代は、あまり差がないようです。

事前の確認について、購入する場所による違いがあるかどうか確かめました。n数が少ないので、参考値ではありますが、百貨店で購入する人は、「必ず確かめる」50.0%と、「時々確かめる」40.9%で、9割以上の人が事前確認を重要視しているようです。通販でファンデーションを購入している人は、「あまり確かめない」が30.4%、「全く確かめない」が18.8%と合計すると49.2%と約半数が事前確認なしに、ファンデーションを購入しているようです。店舗によって、テスターやサンプルの整備の差が出ていることも考えられます。

⑤ファンデーション、「自分の肌に合っているかどうかわからない」6割超。

ファンデーション選びに関する悩みを聞きました。(複数回答につき、合計が100%にはなりません。)全体では、「自分の肌に合っているかどうかわからない」60.6%、「色選びが難しい」57.8%です。
年齢別に見てみると、「自分の肌に合っているかどうかわからない」は年齢を問わず、多い悩みでしたが、「カバー力選びが難しい」や、「保湿効果」など年齢による差が大きい項目もありました。

◆全体を通した考察◆

多くの女性にとって、メイク品の中で最も重要であるとして選ばれているファンデーションですが、ファンデーション選びに自信がない人の多さに驚いた結果となりました。コロナ禍によりメイク品の中でも大きな影響を受けたといえるファンデーションですが、3年間で、ファンデーションの使用頻度や使用方法も大きく変わり、ニーズの変化も伺えます。使用頻度が減ったり、使用部位が減ったりする一方、マスクの着脱によるファンデーションのトレや、ヨレなどを気にする声も多く聞かれます。 
当社では、時代の変化に応じたベースメイク製品を展開しています。カバー力の高いファンデーションは、購入前にしっかりと肌の色みに合うかどうか確認することをお薦めしている一方、カバー力が低く、肌色に合せてトーンアップするようなスキンケア品の提供もしています。今後も、時代の変化に対応した製品の開発や、サービスの提供により、それぞれのニーズやシチュエーションによって選び分けることができ、ひとりひとりが、ご自身の肌に自信を持って笑顔になれるお手伝いをしていきたいと思います。

(株式会社ナリス化粧品調べ)