物価高や電気代上昇により、家計の負担増加を実感している人は約9割 節約したい費用、第1位は「電気代/ガス代/水道代」 1年で最も電気代が上がる冬に向け、エアコン暖房の簡単節約術を紹介

<節約・節電に関する実態調査>

ダイキン工業株式会社は、電気料金が高騰している中、冬本番を迎えるタイミングで行われた12月1日からの節電要請を受け、全国530名の20歳~60歳代の男女を対象に「節約・節電に関する実態調査」を実施しました。

昨今の円安や燃料費高騰により、食品をはじめ様々なものの値段が上がっています。電気料金は最高水準に達し、さらなる値上げも検討される中、電力消費が年間で最も大きくなる冬本番を迎えようとしています。これまで以上に家計への負担が想定される今冬、節約・節電は多くの人の関心事になっています。

今回の調査で、9割以上の人が物価高や電気代上昇により家計への負担増加を実感し、節約のために多くの工夫をしていることがわかりました。中でも「電気代/ガス代/水道代」といった光熱費の節約が特に求められ、光熱費節約のために約85%もの人が暖房器具の使い方を工夫しようと思っている実態が明らかになりました。また、自宅で使用している暖房器具を聞いたところ75%の人が「エアコン」と回答し、最も多い結果となりました。この冬、上手に節電に取り組むにはエアコンの使い方の工夫が一層重要になりそうです。

電気代高騰の環境下での冬本番に向けて実施した「節約・節電に関する実態調査」の内容とともに、ご家庭で取り組んでいただきたいエアコン暖房の上手な使い方についてご紹介します。

物価高や電気代の上昇によって、9割以上の人が家計への負担増加を実感

様々なものの値段が上昇している中、家計への負担増加を感じているか聞いたところ、56.6%の人が「とても感じている」と回答しました。「少し感じている」(35.9%)と合わせると、合計で9割以上の人が負担増加を感じているようです。

節約したい費用、第1位は「電気代/ガス代/水道代」「食費」以上の節約ニーズがあることが判明

家計の中で節約したいと思っている費用の種類を聞いたところ、最も多かった回答が「電気代/ガス代/水道代」(62.6%)でした。毎月多くの品目の値上げが目立つ食料品ですが、そのような「食費」(48.3%)を抑えての首位になりました。

「電気代/ガス代/水道代」を節約したい人の割合は、対象の全ての性年代において1位になりました。特に40代女性では77.4%と高く、様々な支出が増えやすい年代ほど光熱費の負担が重くのしかかっていると考えられます。

節約・節電のためにしている工夫、「使わない照明や家電の電源を消す」「特売の食品を買う、品数を減らす」「冬は厚着をする」などが上位

節約・節電のために実際に行っている具体的な工夫を聞いたところ、最も多かった回答は「使わない照明や家電の電源を消すようにしている」(46.6%)でした。このほか上位には、「特売の食品を買ったり、品数を減らしたりしている」(42.5%)、「外食の頻度を減らしている」(38.9%)、 「買い物で使えるポイントを積極的に貯めている」(38.3%)、「夏は薄着、冬は厚着をするようにしている」(30.0%)などが挙がりました。日常の生活の中で少しでも支出を抑えようという様々な工夫が行われていることが見られます。

今年の夏の電気代が思っていたより高かったと感じた人は6割以上。約半数の人は冬の電気代は夏以上に高くなる可能性を認識していない

今年の夏の電気代について、思っていたより高かったと感じたかを質問したところ、64.5%の人が「高いと感じた」と回答しました。電気代上昇が続いていたことと、猛暑によりエアコンなどの機器を使う機会が多かったことが影響し、多くの人が電気代の高騰を実感したと考えられます。

また、夏と冬でどちらの電気代の方が高いと思うかを伺ったところ、29.8%が「夏の方が高い」、18.3%が「同じくらいだと思う」と回答。合計で約半数(48.1%)が夏の方が高いもしくは同程度という回答をしました。しかし、実際は冬の方が電力消費量は上がる傾向にあります。また、10月から電力大手10社全てで電気料金が最高水準に達しています。今年の夏以上に冬の電気代は高くなると想定され、冬本番への節電対策が重要です。

自宅で使われる暖房器具No.1はエアコン
冬の光熱費を節約するために、エアコンの使い方は重要

冬に使用する暖房器具には様々なものがありますが、自宅で使用している暖房器具を聞いたところ、75.1%の人が「エアコン」と回答しました。

最も多くの人が活用し、生活インフラとなっているエアコンだからこそ、改めて使い方を見直し、ムダな電力消費を抑えることが大切だといえます。

また、エアコンは空気中の熱を効果的に利用して室内の温度を調節する「ヒートポンプ」技術を活用しています。一見、エアコンの消費電力が大きくなりがちですが、ガスや石油等の化石燃料を燃やす暖房と比べて省エネ性が高く、温室効果ガスの排出量を少なくすることもできます。

光熱費節約のために暖房器具の使い方を工夫しようと思う人は、8割以上
一方で、思わない人の理由は「節約よりも快適性を重視したいから」がトップ

冬本番を迎えるにあたり、この冬に光熱費節約のため暖房器具の使い方を工夫しようと思うか伺ったところ、暖房器具を使用している人のうち85.2%もの人が「工夫しようと思っている」と回答しました。暖房器具による節約・節電方法に多くの人が関心を寄せていると思われます。

一方で、「工夫しようと思わない」(14.8%)と答えた人に対し、その理由を聞いたところ、「節約よりも快適性を重視して生活したいから」(38.2%)が最も多い理由で、次いで「効果がわかりづらい/効果が小さいと感じるから」(17.1%)、「工夫のしかたがわからないから」(14.5%)という回答が挙がりました。

節約・節電というと我慢するイメージがありますが、そうとも限りません。暖房器具は使い方によって、本来の性能を発揮できずに電力をムダに消費してしまっていることもあるのです。上手な使い方を知って普段の使い方を見直し実践することが、節約・節電のための近道です。

以上、今回の「節約・節電に関する実態調査」の内容について紹介してきました。電気代高騰の中、電力消費量が最大になる冬本番を迎えようとしています。家計負担軽減のために、この冬は節約・節電に取り組んで頂ければと思います。中でも重要なのが、最も多くの人が使用している暖房器具であるエアコンの使い方です。使い方次第で簡単に大きく電力消費を抑えることができます。

調査概要

調査名:節約・節電に関する実態調査
調査期間:2022年11月24日(木)~11月25日(金)
調査対象:全国の男女530名
調査方法:スマートフォンリサーチ

(ダイキン工業株式会社調べ)