~子どもの自転車事故に関する調査~

au損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田隆章、以下、au損保)は、全国の小学生から高校生の自転車に乗る子どもを持つ保護者1,000人を対象に、子どもの自転車利用に関する調査を行いました。

コロナ禍により公共交通機関の代替手段として利用が増えている自転車ですが、利用時は安全・安心が何より大切です。今回は初夏を迎え子どもたちの活動が活発になる中、ご家庭で子どもが自転車事故の加害者・被害者になった場合の対応方法を決めているか、自転車のルールを教えているかなどを調査しました。

【調査概要】※au損保調べ
調査方法:インターネットによるアンケート
対象者: 全国の小学生から高校生の月に1回以上自転車に乗る子どもを持つ保護者
対象地域:全国
回答者数:1,000人
実施時期:2021年4月13日~2021年4月15日

【調査結果サマリー】

自転車に乗った他人の子どもと事故に遭った、または事故に遭いそうになった(以下ヒヤリハット)経験がある保護者が半数となる中、自分の子どもが事故の加害者・被害者になった時の対応方法は決めていない、考えたことがないとの回答が7割を超えました。
① 自転車に乗った他人の子どもとヒヤリハットもしくは事故の経験がある人は約5割
② 約8割の保護者が自分の子どもに自転車のルールを教えている。一方、「スマホをいじったり音楽を聞いたりしながら運転しない」「二人乗りしない」などを教えているのは半数以下
③ 自分の子どもが自転車事故の加害者・被害者になった場合の対応方法について、「決めていない」「考えたことがない」保護者は約7割

プロテクターをつけて自転車に乗る子供のイラスト(男の子)

自転車に乗った他人の子どもとヒヤリハットもしくは事故の経験者は約5割

全国の小学生から高校生の自転車に乗る子どもを持つ保護者1,000人に、自転車に乗った他人の子どもとのヒヤリハット(事故に遭いそうになったこと)もしくは事故の経験があるかどうかを尋ねたところ(複数回答)、49.7%(497人)が「ヒヤリハットもしくは事故の経験がある」と回答しました。
自転車利用の子どもとのヒヤリハットもしくは事故の経験があると回答した497人に、ヒヤリハットもしくは事故を起こした相手方の危険運転行為を尋ねたところ(複数回答)、「いきなり飛び出してきた」が71.4%(355人)と圧倒的に多く、続いて「複数人で横に広がって通行していた」26.8%(133人)、「スマートフォンをいじったり音楽を聞いたりしながら運転していた」25.0%(124人)、「暗いのにライトをつけていなかった」23.9%(119人)と続きました。

「ながら運転しない」「二人乗りしない」などを教えているのは半数以下

全国の小学生から高校生の自転車に乗る子どもを持つ保護者1,000人に、家庭で子どもに自転車に乗る際のルールを教えているかどうかを聞いたところ(単一回答)、「教えている、教えていたことがある」が83.3%(833人)、「教えていない」が16.7%(167人)となりました。

「教えている、教えていたことがある」と回答した833人にどんなルールを教えているかを尋ねたところ、「暗くなったらライトをつけること」68.7%(572人)、「スピードを出しすぎないこと」66.4%(553人)、「自転車は左側を通行すること」65.7%(547人)と続きました。
一方、「スマートフォンをいじったり音楽を聞いたりしながら運転してはいけないこと」46.1%(384人)、「二人乗りはしないこと」45.3%(377人)、「傘をさしながら運転してはいけないこと」44.4%(370人)といった、重大な事故につながりかねない基本的なルールについて、半数以上の保護者が教えていないことも分かりました。
また、「交差点では一時停止や安全確認をすること」を教えているのは61.9%(516人)と半数を超えましたが、前ページで紹介した「ヒヤリハットもしくは事故の経験」のうち、圧倒的に多かったのは「いきなり飛び出してきた」でした。大事なルールは繰り返し伝える必要がありそうです。

さらに、自分の子どもが自転車事故の加害者・被害者になった際の対応方法「決めていない」「考えたことがない」保護者が71.3%

全国の小学生から高校生の自転車に乗る子どもを持つ保護者1,000人に、子どもが自転車事故(軽度のものや人を巻き込まないものも含む)の加害者・被害者になった場合、どう対応するかあらかじめ決めているかどうか聞いたところ(単一回答)、「決めていない」と「考えたことがない」を合わせると71.3%(713人)もいるという結果になりました。

回答者の半数が自転車に乗る子どもとのヒヤリハットや事故の経験があると答えたように、いつどこで自分の子どもが自転車事故を経験するか分かりません。万が一自分の子どもが事故に遭ったまたは起こした場合、保護者が一緒にいれば相手方に対応できますが、一人の場合はどう対応すべきかわからないこともあるでしょう。「まず保護者に連絡する」など、対応方法をあらかじめ決めておくとともに、必ず警察に連絡しましょう。

(au損害保険株式会社調べ)