トレンド分析アンケート
~世間をにぎわせているキーワードについて一斉に調査してみました~Part1
まだまだコロナ禍に終わりは見えてきません。そんな中でもライフスタイルは変化し、常に新たなトレンドは生まれ続けています。そして今後はどのような変化が訪れるのか、そのヒントやアイディアを探るために、digmar編集部では世間をにぎわせている様々なトレンドについて実際にどの程度利用されているのかを調べてみました。
目次
調査概要
・調査手法:インターネット調査
・調査時期:2021年4月
・調査対象者:全国の男女(20歳~59歳)※学生を除く
・有効回答数:489名
・調査主体:弊社(株式会社 マーケティング・リサーチ・サービス)
・対象者構成:男性49.7%、女性50.3%
対象トレンド一覧
今回の調査の対象としたトレンドは以下の17項目です。
IT関連を中心に、暮らしや娯楽、そしてコロナ禍に関連するものまで、ジャンル問わず、ピックアップしました。
以下17のキーワードについて、いつごろから利用/実施しているのか、利用/実施意向はあるのかといった利用状況や認知・浸透状況を探ってみました。
① クラウドファンディング (IT・ソーシャル関連)
② 動画配信以外のサブスクリプションサービス (IT・暮らし関連)
③ 動画配信サービス (IT・娯楽関連)
④ IoT家電 (IT・暮らし関連)
⑤ ウェアラブル端末 (IT・健康・暮らし関連)
⑥ オンラインライブ (IT・娯楽・コロナ関連)
⑦ リモート飲み (IT・ソーシャル・娯楽・コロナ関連)
⑧ オンラインサロン (IT・ソーシャル・娯楽関連)
⑨ ワーケーション (IT・娯楽・仕事・コロナ関連)
⑩ リモートワーク (IT・仕事・コロナ関連)
⑪ ボードゲーム (アナログ・娯楽関連)
⑫ サウナ (アナログ・健康・娯楽関連)
⑬ SDGsへの取り組み (ソーシャル関連)
⑭ 夜に一人で外食 (食・暮らし・コロナ関連)
⑮ 高級食パン (食関連)
⑯ ジェネリック家電 (暮らし関連)
⑰ オフプライスストア (暮らし関連)
調査結果一覧(ランキング)
それぞれのトレンドについて詳しく見る前に、結果全体をランキングにしてみました。
いろんなジャンルが混じっていますが、参考までに相対的に一覧下さい。
「認知率」ランキング
利用状況を問わず「認知率」として見ると、③動画配信サービス、⑫サウナ、⑮高級食パン、⑩リモートワーク、⑦リモート飲みといった項目が上位となりました。
一方、⑨ワーケーション、⑯ジェネリック家電、⑰オフプライスストアといった項目は認知率が5割を下回る水準となりました。
「利用率」ランキング
利用率(「5年前から利用/実施している」、「1年以上前から利用/実施している」、「最近1年以内に利用/実施し始めた」の合計の割合)では、③動画配信サービス、⑮高級食パン、⑭夜に一人で外食、⑩リモートワーク、⑫サウナといった項目が上位となりました。ただし、大半の項目が2割以下の利用率となっており、よく見聞きされるようなトレンドワードでも実際の利用は限定的なようです。個々の詳しい利用状況は追ってご紹介します。 ④IoT家電、⑧オンラインサロン、⑨ワーケーションについては現状での利用率は5%未満となりました。
「最近1年以内に利用開始率」ランキング
利用者の中から特に「最近1年以内に利用/実施し始めた」人の割合をランキングすると、⑥オンラインライブ、⑮高級食パン、⑦リモート飲み、⑩リモートワーク、③動画配信サービスといった項目が上位となりました。
「最近1年以内に」ということで新型コロナウィルスの影響が結果に大きく関わってくると予想していましたが、やはりそれ以外にもさまざまな要因があるようです。
利用率に占める「最近1年以内利用開始率」
さらに、各項目について、利用率における最近1年以内に利用開始した割合をまとめました。先の内容(「最近1年以内に利用開始率」)と同様に⑥オンラインライブ、⑦リモート飲みは高いですが、⑨ワーケーション、⑬SDGsへの取り組みが上位に来ることがわかりました。つまり、この2つは他のキーワードよりも広まっているということが言えます。
次回(Part2)は引き続き、「最近1年以内に」という視点を軸として、トレンド項目を個別に詳しく見ていきます。
(digmar編集部)