香りこだわり派のウラ技!?柔軟剤同士を混ぜ合わせる!
~柔軟剤(混ぜる) 実態アンケート~

「柔軟剤を混ぜ合わせる??」の後編です。前編では、実際に柔軟剤を混ぜ合わせている方へのインタビューなどが主な内容でした。本編では、アンケート調査を行い、定量的な側面から実態調査の内容を中心にまとめています。

アンケート調査の概要

調査手法:訪問留置法(自記入式)
調査対象:18歳~69歳の女性
     首都圏(埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県)在住者
調査期間:2021年2月
有効回答数:600サンプル
調査主体:弊社(株式会社 マーケティング・リサーチ・サービス)

回答者の年代構成は以下のとおりです。

柔軟剤を使っているか

そもそも柔軟剤は、どれくらい人が柔軟剤を使っているか聞いてみました。

設問1

あなたは普段、洗たくのときに『柔軟剤』をお使いになっていますか。

「毎回の洗たくのときに使う」と「ときどき使う」の合計(柔軟剤を使っている)は、全体の82%でした。60代が他の年代に比べて、72%とやや低くなっています。高齢の方は柔軟剤などの香りを嫌う傾向があるのかもしれません。

柔軟剤を混ぜ合わせて使っているか

次に、前問にて「毎回の洗たくのときに使う」と「ときどき使う」の回答者(柔軟剤使用者)に対して、「2種類以上の異なる香りや種類の柔軟剤を混ぜ合わせて使用した経験」について確認しました。

設問2

あなたは今までに、2種類以上の異なる香りや種類の柔軟剤を組み合わせてお使いになったことはありますか。

※「柔軟剤を使っている」と回答した人のみ

「毎回洗たくをする時に混ぜ合わせて使う」~「一度だけ混ぜ合わせて使ったことがある」の柔軟剤を混ぜ合わせて使った経験がある人は全体で約18%でした。混ぜ合わせて使ったことがある人のうち、最も多かったのが「毎回」と回答した割合が最も高く、混ぜ合わせて使用している人が一定数いるということがわかりました。

「柔軟剤を混ぜ合わせたことがある」に人に対して、その理由を聞きました。

理由の上位は「柔軟剤を混ぜ合わせたほうが、良い香りがするから」、「しっかり香らせることができると思ったから」、「より自分好みの香りを作りたいから」と、「香り」に関する理由でした。

「洗たくを楽しくしたいから」「香りを組み合わせることが楽しいから」といった柔軟剤を混ぜ合わせて新しい香りを作ることを”楽しむ意識”が高く出ると予想していたのですが、そういった家事について楽しみ方より「香り」の効果を期待して柔軟剤を混ぜ合わせていることが分かりました。

家事をどう思っているのか

このような柔軟剤を混ぜ合わせをする人は、混ぜ合わせをしない人と、洗濯に(家事)に対する意識に違いがあるのか、聞いてみました。

設問3

以下の、「あなたの考え・意識」それぞれについて、最も近いものにひとつずつ○をおつけください。
※各項目について4段階評価「そう思う/ややそう思う/あまりそう思わない/そう思わない」を聴取し、そのTOP2(そう思う/ややそう思う)をグラフ化

※各項目TOP2を「混ぜ合わせ使用者/非使用者」別にまとめた数値

家事対する意識について、混ぜ合わせ使用者と非使用者を比較してみましたが、大きな違いは見受られませんでした。混ぜ合わせをする人は家事についての意識が特別高い人というわけではないようです。

<参考>
今回紹介した家事についての調査データ以外で、夫婦のメディアサイトPaMarryにおいて、家事を楽しくするような手抜き家事のアイデアが掲載されていました。気になる方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
記事:手抜き家事でも〝バレない〟家事アイデア13選と便利な家事代行サービスについて

まとめ

「柔軟剤を混ぜ合わせて使ったことがある人」はあまりいないのではないかと思っていたのですが、意外と一定数いることが分かりました。そして、混ぜ合わせをする人は柔軟剤を混ぜ合わせる行為そのものを楽しんでいるというよりも、良い香りやしっかりと香らせるといった「香り」の効果を求めているということも分かりました。

また、混ぜ合わせをする人は「香り」に対する意識が高い人ではないかということが見えてきたので、衣類用洗剤や香水などに他の製品対する香りについて、もっと深く聞いて思いました。

「何かを混ぜ合わせて使う」ということで言うと、調味料の混ぜ合わせやシャンプーの混ぜ合わせなどがYoutubeやSNS等で紹介されていたり、実験企画として行われていたりするので、柔軟剤同士の混ぜ合わせも今後そういったきっかけで広まっていくかもしれません。メーカーによっては、柔軟剤の混ぜ合わせて使うことを推奨しているメーカーもあるようです。今後、混ぜ合わせをする人が増えていくのか注目していきたいと思います。

(digmar編集部)